五代翔之介・登場

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翔之介さんは、年は、見た目は20代後半、と言ったところだ。 小さいが、よく見ると、かなりのイケメンである。 「生涯、仕えるって、奥さんはいなかったんですか?」 あたしが訊くと、翔之介さんは赤くなった。 「おりません。秋月家のご当主をお守りするため、妻は持ちませんでした」 はあ、身も心も、あたしの家に捧げているってことね。 あたしは、ありがたくなって、言った。 「ありがとう……。良かったら、これからも、よろしくね」
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