沙穂のお仕事

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沙穂のお仕事

「ああ、うん。今は、手習い所じゃなくて、学校ね」 「ははあ。そこで、子どもを、教えているのですね?」 「そうよ。まだ、新米だけどね」 「それでも、素晴らしきことです」 翔之介さんは、本当に感心しているようだった。 あたしは、支度をして、仕事に行くために、玄関に向かった。 翔之介さんが、トコトコ、付いて来る。 そして、正座をし、玄関のたたきに、頭を擦りつけて言った。
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