沙穂のお仕事

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振り返ると、幸田先生だった。 幸田健一先生。 年は、あたしより、3歳上の体育専門教諭だ。 小学校教諭は、全教科を担当するのが普通だが、秋城小学校では、苦手な科目は、専門の先生にお願いすることが出来た。 あたしは、極度の運動音痴なので、体育は、幸田先生にお願いしている。 でも、教員試験では、奇跡的に、体育の試験には、どうにか合格できたのだった。 実は、あたしは、幸田先生に、密かな恋心みたいなものを抱いていた。
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