沙穂のお仕事

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あたしは、言葉に詰まってしまったが、正直に言う。 「ええっとね、オバケじゃないけど、妖精みたいな人がいた!」 子どもたちが、目を輝かせて、騒ぐ。 「ええーっ! マジで?!」 「うん、マジで!」 つい、かわいい生徒たちには、嘘はつけない。 みんな、「先生、先生」と慕ってくれる。
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