沙穂のお仕事

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あたしが、小学校の教師を目指したのも、自分の小学校の時の先生が、めっちゃ、好きだったからだ。 当時、その先生の家にも、よく遊びに行った。 子どもたちが訊く。 「妖精ってどんな?」 「うんとね、小さいお侍さん」 「ええっ? お侍さん?」 「うん。かわいいし、カッコいいよ」 子どもたちは、色めき立った。
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