かわいい訪問者

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「先生、その小さなお侍さんは?」 相馬くんが、訊いてくる。 「うん、えーっとね……。翔之介さんって言うんだけど、小さいから、どこかな?」 桐島さんも、その大きな目を皿のようにして探している。 その、桐島さんが小さく叫んだ。 「あっ!」 「いた?」 あたしは訊いた。 「いいえ……」
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