かわいい訪問者

8/21
前へ
/141ページ
次へ
翔之介さんが、箪笥の間から出て来た。 コンタクトレンズを、見つけて、転がしたのは、翔之介さんだった。 「先生! ほんとに小さなお侍さんだ!」 相馬くんが、目を輝かせて叫んだ。 翔之介さんは、コンタクトレンズを持ち上げて、桐島さんに渡した。 かがんで、受け取った桐島さんが、ため息を吐いた。 「かわいい~」 翔之介さんは、赤くなって言った。 「私は、五代翔之介と申します。沙穂さまの教え子の方ですね?」
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加