翔之介さん危機一髪

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しかし、翔之介さんは、表情一つ変えなかった。 あたしは、慌てて、幸田先生に言った。 「これ、大事なマスコットなんです! あまり、触らないでください!」 「えっ? ああ、そうですか? それは、すみません」 幸田先生が、翔之介さんを離した。 あたしは、ホッとした。 とりあえず、ここは、早く幸田先生から、離れないと。 あたしは、幸田先生に言った。 「あの、急いでいるんで、今日はここで、失礼します」 「ああ、はい。じゃあ、また、学校で」 幸田先生はそう言うと、車から離れて行った。
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