五代翔之介・登場

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そして、おばあちゃんが、昔、言っていた「小さなお侍さん」の意味が分かったのだった。 しかし、なぜに、こんなに小さくて、しかも、この令和の時代まで生き残っているのだ? お侍さんが。 あたしは、服をちゃんと着て、居間に移った。 翔之介さんも、トコトコと来た。 一応、座布団を出す。 「どうぞ」 「いいえ、恐れ多い。私は、一介の秋月家の家臣です」 「まあ、そう言わず。今は令和の平等な時代ですから。どうか、座ってください」
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