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あたしは、本当に幸田先生に幻滅した。
あの、爽やかで、カッコいい幸田先生はどこに行ったのだ。
お酒というのは、その人の本性が出るのかもしれない。
幸田先生に、気持ちが大きく傾かないうちに本性を知っておいて良かった。
あたしは、タクシーの運転手に仕方なく、自分の家の住所を伝えた。
家に着くまでに、幸田先生の家を聞き出すのだ。
「幸田先生! おうちの住所を教えて下さい!」
「んーとねえ、秋月せんせえ~んちの近くで~す」
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