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女の香水に何度もゲロりそうになりながら、可愛こぶる女に愛想を振りまいて、周りの注目の的を望む女に付き合い、ホテルに滑り込む。 部屋に入った瞬間、俺は女の首を絞める代わりに唇を重ねる。吐きそうだ。 「んっ、あ、」 わざとらしい声に耳を塞ぎたくなる代わりに、女の口の中に指を突っ込んで黙らせる。いっそこのまま死なねえかな、こいつ。 ベッドで抱く価値もなくて、女の脱ぎ掛けの靴を横目に俺はすぐに下着へと手を伸ばす。 それから、下唇を噛み締める。これじゃ、だめだ。 「──ね、俺のトモダチにはどんな風に抱かれたの?」 ドMな女は俺の手がぴたりと止まったことに少し不服そうにしながらも、「えっとぉ」なんて猫なで声を出す。死ね、今すぐ。
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