たまには現代でも

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ちょっと飛ばして、安定して能力が伸び始めた時に…彼女は壁にぶつかった。 こればかりはプロデューサーさんでも無理ということなので、自分が関わることにした。 「あ、太郎さん。おはようございます。」 「ああ、おはよう。」 今いる場所はあの芸能事務所内。 確実に会えるとしたらここぐらいなもんだからな。 「珍しいですね、太郎さんがここに居るのって。」 「それはそうと…壁にぶち当たってるんだって?」 「…プロデューサーさんに聞いたんですか?」 「そうでもしなければ、ここには来ないよ。」 「…そうですよね。まずは近くの「おはよーございます!!」あ…おはようございます。」 他の人が来た。 プロデューサーの知り合いで通そう。 「あれ?プロデューサーさんにご用ですか?」 「ああ、そうなんだけど…どうやら留守のようだから出直すことにするよ。」 「…なにやら不思議な感じな人ですね。」 そそくさと他の利用者を避け、一旦事務所の外へと出ました。 そして近くの喫茶店で彼女と合流した。 「それでどうした?」 「実はですね…最近、調子が悪いんですよ。」 「体の調子が?」 「ええ、そうです…って、なんで分かるんですか!?」 「たまたまだよ。」 ステータス値で体の調子が低いことをそのまま言ったら、とても驚かれた。 さて、どうしようかね? 「その体の調子を取り戻したいのですけど…どうすれば良いでしょうか?」 「マッサージ店に行くか。」 「マッサージ店…ですか?」 「体のコリをほぐしてもらって、調子を整えるのはどうだろうか?」 指圧でも構わないけど、やるなら徹底的にやった方が良いだろう。 「それで本当に体の調子が戻るでしょうか?」 「やってみる価値はあるよ。」 近くにマッサージ店がなかったので、その店を廃れた商店街の空き店舗に召喚し開店サービスで早めにやってもらいました。 これが当たれば、御用達になるな。 「どうだった?」 「随分と体が楽になりました!!」 「これで調子は元に戻りそう?」 「はい!!ありがとうございます!!」 これにて、お悩みは解決かな? また少し早送りしよう。
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