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「マッテ! ドコニイクノ!? ツトムクン!」
ところが、廊下に飛び出した僕の手を誰かが強く握りしめてきた。
「侵略者っ!」
僕の邪魔をしてきたのは侵略者だ。僕がソイツを睨み付けると、
「アッ……ゴメンナサイ……」
「邪魔するなよ! お母さんじゃない癖にっ!」
「ワ、ワタシは……」
僕は侵略者の手を振り払ってから、お母さんを今度こそ追いかける為に、また走り出した。
お母さんっ! お母さんっ! 僕のお母さんっ!
きっとお母さんは、僕のことを迎えにきてくれたんだ。そうに決まってる。
またお父さんとお母さんの家族三人で過ごす日々が帰ってくるんだ!
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