2話

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2話

『短編物語』 「いらっしゃいませ~」 今週も又、彼が来てます。 「ジャック、グラスでロックで」 「はい、分かりました」  今日わ彼、まだ酔ってないです ね、普通の状態です。  俺の名前は、比嘉隼人、41歳 独身だ。大手会社の役員を、して いる。俺は彼女を最初見た時、驚 た。彼女は、今は会えない俺の妹 ≪ミザリー≫に似ていたからだ。 「どうぞ~♪」 「有り難うー」  歳は、妹の方が彼女より10歳 以上も若いのだが、もし、妹が彼 女の歳になったら、彼女みたいに なるに間違いない。1年前、俺は この店の前を通った時、ちょうど 彼女が店の前を掃除していた。少 し茶色い黒髪ロング、彼女のお店 の光るライトが、彼女の髪を金髪 に染めていた。その姿が、ミザリ ーにそっくりだった。俺は思わず ミザリーと、叫びそうになったく らいだ。        -2-
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