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6話-完-
『短編物語』END
隼人は、うなずいた。
「聞くわ私も知りたい」
俺は、2時間近く公園のベンチ
で水樹に転生前のブルームの事を
話した。結婚破棄は、覚悟の上で
彼女に話した。
「信じるに決まってるじゃないブ
ルーム君!」
その水樹の言葉に、隼人は涙が
溢れだした。
「信じるわ隼人さん。隼人さんわ
確かに逃げたのかも知れない。で
も妹ミザリーさんわ、隼人さんに
死んで欲しくない、きっとそう思
っています。隼人さんわ、ここで
生きてます。それに、隼人さんが
この世界に来てくれて、私わミザ
リーさんに感謝してます。私に大
切な≪命≫を宿す事が出来きて」
「水樹!お前、お腹に?」
「はい!隼人さん。私達の子供で
す」と、水樹は、自分のお腹に手
を添えていた。
「ここに、俺達の子が」
隼人は、水樹のお腹に顔を埋め
て泣いた。
「私達わ、この子の為にも生きな
いと、いけないのですよ♪」
こうして月日が経ち、2人は結
婚式した。更に月日が経ち、水樹
は元気な女の子を産んだ。名前は
ミザリー美佐里とつけた。
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