僕の可愛い小鳥ちゃん

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キーンコーンカーンコーン! 下校の予鈴がなった。 チャンス! 今日は、放課後図書委員会の仕事で本のオススメポスターを二人で貼る予定だ。 僕「牡丹さんってインコに似ているよね。」椅子に乗りポスターを壁に画鋲で貼りながら、チラッと牡丹の様子をうかがった。 牡丹「え?」 牡丹が目をつり上げ、訝しげにこちらを見ている。 僕「そんな風に怒りっぽいところも、そっくりだ!」 牡丹「意味分かんない。キモい。」 僕「君のそういう真っ直ぐで正直な性格もまるでインコそのものだよ。」 そう言って僕が笑うと牡丹はもっと目をつり上げて 「キライ!!!」と僕の背中を肘でどついた。 思わず椅子から転げ落ちてしまった。
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