私の仕事の話②

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私の仕事の話②

「適当だねぇ」 「さすがに言ったよ、マジで勘弁してよーって思ってさ」 「何を言ったの?『適当過ぎる』って?」 「『適当過ぎる』って違う子には言っちゃったけど、本人には『同じ住所なんだけどー』って言ったよ。 謝んないよ、全然。 『いや、違うんですー』って、いや違うのわかるけどって話じゃん、こっちからすると」 「うん」 「『私のお客さん、吉澤さん、いっぱいいるんでー』って。 違う吉澤さんち行っちゃったんだよね、私。ナビで。 そこが変わってんだよね、めちゃくちゃ。 で、怒られはしないけど・・・・・・ま、いいやって」 「とんだ、とばっちりだな」 「そうだよ。 みんな知ってるからさ言ってさ、先輩が『1人で回った方が楽じゃない?』って。 『ですよねー』って。まぁ、仕方ない、今月頑張る」 「なんで2人で回んなきゃいけない?」 「私は時給制じゃん、その子は歩合制だからその子の売り上げにしなきゃいけないから。 ほんとはその子が1人で回って売り上げ立ててってやんなきゃいけないんだけど1人で回れないから」 「なんで?」 「妊娠してるから?」 「で、どうなんの?いつまで?」 「今月いっぱいやって来月から歩いて回るの、会社の近く」 「近場をね。売れないんじゃないの?それ」
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