ボサボサ丸メガネ クラスメイトside

1/1
49人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ

ボサボサ丸メガネ クラスメイトside

1週間前の教室。 「じゃー琉生入ってこい。」 担任のホストがボサボサ丸メガネのことを 下の名前で読んでいた。 みんなの悲鳴に似た叫び声。 今考えれば、これが地獄の始まりだったのかもしれない。 「凱士!俺の事呼ぶの遅いぞ!! 4月だからって肌寒いんだからな! 俺が風邪ひいたらどうするんだ!!」 「はいはい。わりぃな。自己紹介よろしく。」 「謝ったから許してやるぞ!!」 目の前で繰り広げられるやり取り、 外部生に凱士と呼ばせてる担任には、 誰もが驚きを隠せないでいる。 そして、この琉生とか発する声がデカすぎて、 耳が痛い… 「俺の名前は、花森 琉生だ!! お前らみんな名前教えろ! 友達になろうぜ!!!」 ギャーギャーワァーワァー… なんか、取り敢えず、うるさい。 それからは、嵐のような出来事だった。 モジャモジャ丸メガネは前と斜め前の席の このクラスの一匹狼と言われるやつや、 爽やかな雰囲気のクラス委員長2人と仲良く? なり、昼休みになったら、生徒会様方が モジャモジャ丸メガネ…面倒なので、 以下モジャメで。 まぁー、モジャメは、イケメンホイホイくん だったようだ。 うん。 1週間で、生徒会が仕事しなくなったや、 親衛隊(過激)が、モジャメに嫌がらせを始める、 と、まぁまぁやばい事になってる。 逆に1週間でここまで崩壊できるモジャメに 関心しかないけどな。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!