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体育館倉庫
泉はそのまま体育館に向かった。
最後の戸締まりは泉だったが倉庫の電気を消し忘れていたのに気付いたのだ。
「やっぱり」
倉庫の明かりは付いていた。泉はスイッチを消そうとしたが、
「あれ。あの備品…」
倉庫の上の方にある備品が落ちそうになっていた。落ちると頭に当たり危険だ。直すには上に上らなければ行けない。
「よっと」
泉は倉庫の台を使って上に上がり備品を安全な場所に直した。
しかし、
「キヤッ!」
積み上げた台の安定が悪く足が届く台が地面に落ちてしまった。何とか備品があった場所に座り自分が落ちなかったが飛び降りなければ地面に届かない。しかし地面は自分の身長より高かった。
「どうしよう…」
飛び降りる勇気はなく泉は途方にくれた。
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