田中へ？

田中の長所

「あの人ちょーかっこよくない？マジで横顔がたまらない」

「マジで同い年とは思えないくらいイケてる。タイプ〜」

誰に言ってるんだろう？僕にかな。照れるな〜。

「いいよね。田中君」

田中にかい！俺じゃないんかい！

「頭いいよね。考え方がスマートというか。知性を感じる」

「マジで憧れてる。一緒に学びたい」

今度こそ、僕にかな？

「い〜わ〜、田中君」

何でじゃい！田中にかい！

田中〜。やってやるよ。田中。

「おい！田中。お前、女子にモテモテらしいな！」

「君か。そんなことないよ。上辺だけ。そこまで実はない」

何このすかした態度。

「どうしたら女子から評価上がる？」

「そういうことは考えないほうがいい。相手が決めるから。それは」

なんか、ちょっと、イケてる考えだな。

「田中ー！」

「何？」

「弟子にしてください」

こうして僕は田中の弟子になった。