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そして、俺はサトルさんと付き合うことになった。
付き合うようになってもサトルさんは水曜日、バイト先のバーに来てくれた。
前と変わったのは、毎週土日にサトルさんのうちに泊まるようになっていた。
キスもした。
そして、それ以上の行為も。
最初は、僕があまり経験がなかったから恥ずかしかったし、戸惑うこともあったけど、だんだんサトルさんとの行為に溺れるようになっていた。
その週の土曜日、いつものように待ち合わせ場所で僕は待っていた。サトルさんが来て、駆け寄ろうとしたら、前からフラフラと青年がサトルさんに近づいてきた。
「何でおれじゃダメなの…?」
良く見ると手にナイフを握っていた。
彼はサトルさんを刺そうとした。僕はその間に立ちはだかった。するとお腹に痛みを感じて血が溢れていた。
そして、僕の意識は薄れていった。
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