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次のバイトの日は、僕が鍵を開けて開店準備をすることになっていた。
バーの前に人がいる。2人の男が言い合ってるようだ。
僕は声をかけてみようと近づいた。
片方の男は、あの日、酒をかけられていた最低な男で相手はこの前とは違うけと、やっぱり可愛らしい顔つきの男の子だった。
「何でもう会ってくれないの?!」
「どうしてここを知ってる?」
「噂になってる!あんたがここに通い続けてるって。」
「もう会わない。俺はもう前みたいなのはやめたんだ。」
別れ話?のようだ。
「あの、店が開店できないので、どいてもらえますか?」
「君!待ってたんだ。」
「は?」
「こいつが今度のお気に入り?美人だけど、ボクのが可愛いし!」
「彼がいいんだ。」
この男は何を言ってるんだ?
「何か喋れよ!」
俺に殴りかかってきた。
男が俺の前に立って僕をかばってくれた。
「もういいよ!サヨナラ!」
男の子が走って行った。
俺達は2人取り残された。
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