初対面で、最低な男

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男は僕の前のカウンター席に座った。 「ウィスキー、ロックで。ナッツとチーズを。」 僕は笑顔をつくり。 「かしこまりました。」 男の前にナッツとチーズを出した。 ウィスキー、ロックを作っていると、 「手が綺麗だね。」 褒められたけど、気にしないようににした。 「どうも。」 ぶっきらぼうにわざと言って、酒を出した。 違うお客の接客をして、その日のバイトは終わった。 裏口から帰ろうとすると、人影が見えた。 あの男が待っていた。
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