PROLOGUE

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PROLOGUE

 人間という生物はまさに小石だ。何の特別性もない。六十億という数の有象無象が地球という限られた大地にひしめき合っている。僅かに生まれる意志も生存本能の前では無力。生という永劫の奔流にただただ溺れ、真実を失っていく。欺瞞に覆われた生など誰が望もうか。今こそ、革新の時。
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