0人が本棚に入れています
本棚に追加
愚かな僕ら
目覚めた僕らを照らした。
一筋の光僕はまた眠れない。
絶望の闇が襲いかかる。
発狂しそうになった僕らに優しく微笑む君。
そこに居るだけなのになぜだろう。
僕が僕であるために君が君であるために。
関係の無い僕らに
それでも夜に君は恥ずかしがりながら
僕らを微笑む。
またいつもの絶望が僕らを襲う
恐怖が苦痛が僕らを蝕む。
一滴の水滴が頬を通る。そこから見えたんだ。
君の顔が。泣いているんだ。
僕らは心配になるけどごめんね。
僕は、僕らは自分の事で一生懸命なんだよ。
僕らは泣いてる君を知っていた。
でも知っていながら見て見ぬ振りをする。
結局僕らは絶望に勝てはしないんだ。
どう足掻こうが奴らには勝てないと知った。
君の事をもう考える余裕が無くて
君の事を忘れてしまった。
そんな君は後ろから僕らを照らしてくれたんだよね。
大人になった今になって気がついた。
その時には君はもういない。
もう居ない。
最初のコメントを投稿しよう!