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それでも僕らは生きていく
どんなに辛く悲しい時でも不思議と体は生きようとする。
僕らはそれでも生きていく。
野に咲く花は健気な姿で太陽の当たる向きへ進もうとしている。
そんな僕は太陽にあたらない日陰のような存在
夜になると星々の輝きが僕らを照らす。
星々の輝きが僕らを追い詰める。
胸が熱く苦しくなる。だって僕らは輝けない。
それでも僕らは生きていく。
雨が降る。僕達が生きている世界がやってくる。絶望と虚無の世界。そこは彷徨い人の楽園
僕らは互いに傷を舐め合う。どうしてか傷は広がるばかり。
また一人己の灯火を消す彷徨い人。
それでも僕らは生きていく。
自由の世界がまた戻ってきた。
日陰な僕らはこの世界に馴染めない。
今日も星々の輝きが眩しい。僕らは光を当てられても上手く輝けない。
そんな新たな仲間が隕石となり地上に堕ちてくる。
絶望と虚無の世界へ。
それでも僕達は生きていく
そんな僕達に太陽様が光を差し伸ばす。
太陽様はどんな物でもどんな存在でも照らし僕達も包み込んでくれる。
僕は手を取った。
自由の世界でもう一度輝きたい。
太陽様は優しく抱きしめてくれた。
その温もりを感じ僕は最後に勇気を振り絞り全身全霊で輝こうとした。
一等星達に見られたら笑われるだろう。
こんな汚い輝き方を他の星々は分からない。それでも僕は今日輝けた。
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