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そうだ、豪華なアイスクリームはどうだろう? 夏だしチーズが好きなら、ミルクだって多分悪くはないはずだ。
ちょっと想定外も、ミミアーデ様は求めてらっしゃる。ちょっとした刺激を楽しんでおられる、決まりだ。7星パフェとなればあそこだ。
「店長、長いトイレに行ってきます」
「お、おう」
パン屋から出るとスーツに着替える。7星パフェのある店に並び、なんとか購入。溶けないうちにテレポートし、ミミアーデ様の居る部屋前でノックする。
「入れ、脇役A」
「失礼します。本日の15日の、デザートにごさいます」
「うむ。呼ぶ前に来るとは、中々解ってきたではないか」
ミミアーデ様に7星パフェを渡すと、失礼して退室する。パン屋の服を着てパン屋に戻る。
「脇役A君。どうして、パン屋のトイレ使わないの?」
「脇役子ちゃん、どうも落ち着かなくてね」
「もう」
内心とってもビックリした。まさかバレて居るんじゃなかろうか、と思いつつ、ミミアーデ様への夕食メニューが決まる。コックも居るのに、どうして僕にやらせて居るのだろう、試しているのか? 面白い、ミミアーデ様からだ。
「今日も夕食を用意してくれ」
「はい、かしこまりました、時間はいつになさいます?」
「そうだな。19日を予定してる、任せるぞ」
「はい、かしこまりました」
17日になった、僕はパン屋のタイムカードを押して帰宅する。
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