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僕はハンターの様に強くもない、ミミアーデ様も強くはない、いや、ミミアーデ様は置いといて。
町の迎撃戦ではやられてばかりの僕。長所をあげるなら、町のほとんどの地図があることだ。
どの店もチェックして、気になる商品は買って試した経験はある。この副業、変装みたいで楽しい、最近始めたばかりだけど、このままずっと続けば、愉快なのに、執事のテスト期間ではある。
主食8星ステーキ、スープ7星スープ、前菜6星サラダ、副菜5星野菜煮付け、デザート4星プリン、パン8星パン。
僕の働いてる所のパンは、庶民向けのため不採用、料理を揃えるだけで骨が折れる。しかし、執事は主人の為に行うのだ。
夕食は自室ではなく、コックの居る食事室へ。コックは。
「それで、脇役A、今日の食事を出してくれ」
出した品をコックが、チェックする。
「問題ない、暖めて皿に盛ろう」
「はい。お願いします」
僕はテーブル、イス、皿を眺める。どれも美しい。魔法銀の職人製、丹精込めて作られたであろう、生活芸術品。
コックが暖め盛り付けたスープや、使用人の食事の運びを手伝う。
ミミアーデ様が気だるそうにイスに座る、金髪のクセのあるロングヘアーが舞う。コックは使用人の料理を、テーブルに置いているが、使用人も座り始める。
僕は料理の説明をするのでミミアーデ様の左後ろに立つ。
パン屋から夕食のパンを、いただいたんだけど、ここのコックさんの料理をむげにする事は出来ない。
まだ時間の余裕があるので、水を運ぶ。全てが揃うと、食事が始まろうとしていた。
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