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#15 ヨハネス・ブラームス&クララ・シューマンについての演奏会
手紙の朗読とナレつき演奏会に行ってきました。面白そうなので飛びつきました。この日はほかにシューマンのコンサートがあってなんで重なるの、と思いながら。
ピアノはシューマン弾きで有名な伊藤恵さん、阪田知樹さん超絶技巧をテレビで見ましたね、おふたりとも素敵です。
2022年6月12日 東海市芸術劇場 構成・台本 /安江正也
ピアノ・ストーリー
クララ・シューマンとヨハネス・ブラームス「音符に愛を閉じこめて」
ほぼブラームスの演奏会でした。
ロベルトの死を含む最初の5年はクララはとても頼っていたし、ブラームスにとってはウェルテルの時代といえます。
今回のストーリーの感情描写は、最も熱い頃を思い起こさせます。
【出演者】
伊藤恵(クララのピアノ)
阪田知樹(ブラームスのピアノ)
桑島法子(クララの声)
新井良平(ブラームスの声)
竹内良太(第3の男の声)
ブラームスの手紙を声で聴くとドキドキします。
実際とても熱い気持ちがあったと想像できます。
クララはといえば、七人の子ども使用人弟子たち友人とたくさんの人に囲まれていました。天使のようなヨハネスに愛され守られて嬉しかったと思いますが、そこまででしょう。
ピアニストとして夫とヨハネスの音楽を広く世に知らしめることを、重要な任務として生涯を送ったでしょうから。
【プログラム】
ブラームス/ワルツ イ長調 作品39-15(伊藤・阪田)
ブラームス/ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 作品2より第1楽章(阪田)
ブラームス/ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 作品5より第2楽章(伊藤)
モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番 イ長調より第2楽章(伊藤・阪田)
ブラームス/ハンガリー舞曲集より第1番(伊藤・阪田)
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調より第1楽章(伊藤・阪田)
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調「告別」より第3楽章(伊藤)
ブラームス/ピアノのための6つの小品より「バラード」(阪田)
モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448より第1楽章(伊藤・阪田)
ブラームス/ピアノのための6つの小品より「ロマンス」(伊藤)
ブラームス/主題と変奏ニ短調(弦楽六重奏曲第1番第2楽章)(阪田)
ブラームス/ワルツ イ長調 作品39-15(伊藤・阪田)
前半の最後ブラームスの交響曲第2番はとても感じ入りました。
以前によくピアノ2台版でブラームスの管弦楽を楽しみましたが、この日久しぶりですし生で聴くのは初めてでした。
それから「告別」「ロマンス」「主題と変奏」も素晴らしくまた伊藤さん阪田さんの演奏を聴きたいと思いました。
有名なワルツ、最初は2台で最後はふたり並んで。「愛のワルツ」とも言われますし、今回のストーリーにぴったりな構成でとても心に残りました。アリアにはじまりアリアに戻る、ゴルトベルク変奏曲を思い出しました。
次ページに少々つづきがあります。
https://estar.jp/novels/25878933/viewer?page=16&preview=1
※ブラームス作品39-15は連弾版と2台ピアノ版では調が違うのですね。二回ともイ長調、つまり最初の演奏は連弾版を2台のピアノで分かれて弾いたことになります。
ツイッターでお詳しい方が書き込まれていました。
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