エピローグ

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俺は、初めて自分の意志で反発した 理由は分からない いや、万に一つの可能性でも俺は琴子を忘れるのが嫌だったんだ 俺が俺自身のままでいるために このまま、誰かのいいなりになれば、 あの時と何も変わらない 蓮見に怖くて逆らえなかった自分 クラスで恥をかくのが怖くて琴子を傷つけた自分 そんな自分のままでいるのが嫌だった 身体の内側から突き上げてくるような強い感情にひきずられて 俺は町を逃げ回り、この施設に入り、琴子を探した 許せない 許せない 許せない だけど、何が許せないんだ? 蓮見か?政府か? それとも俺自身か? 強くて熱くて、そのために生きようと思うこの気持ち 行動と感情が矛盾して、ないまぜになり 訳も分からぬまま、俺は眠っている琴子を探し続ける 琴子 君に会えたら 今度こそ好きだって言おう
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