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気温はどんどん下がり、地球はみるみる凍てついていった
地学の専門家はあり得ない現象の理解に苦しみ
宗教家たちは、人類はついに大地の怒りに触れたのだと言った
標高の高い場所や緯度の高い地域に住む人々は
命を永らえさせるため、南下を始めた
先進国は、急ピッチで研究を進め、
恐らく、最低でもあと200年は続くであろう氷河期を
人工冬眠で乗り切るための装置を作り始めた
完成した装置は、「フォーエバーハピネス」と名付けられた
一部の富裕層や無条件に政府や科学を信じる人々は
こぞって、そのフォーエバーハピネスの中に入ろうと手を挙げた
だが、その時、数あるフォーエバーハピネスの中のわずかな台数に
重大な欠陥が隠れていることが判明した
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