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新しい生活
―――
比叡山は三日三晩燃え続けた。更に浅井・朝倉に味方したと思われる近江の寺院には信長自らが放火し、比叡山と周囲一帯が火の海となった。
その光景は京の町からもよく見え、人々は織田信長という人物の残虐性とこのような大それた事を成し遂げる行動力に恐れおののいた。
山頂にいたほとんどの者は焼け死んだ。しかし一人だけ消息不明の者がいた為光秀らが捜索したが、結局見つかっていない。
そして焼き討ちから一週間後、蘭と蝶子は揃って信長に呼び出された。
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