いのちがなくなる

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「もう一人、子供ほしいなぁ」 「なんで?」 「俺が3人兄弟だから」 夫はそんなことを言っていたっけ。 小3と2歳の娘がいる。夫は娘たちをとても可愛がってくれている。 自分が休みの日には、「アイスを買いにいこ!」と言って、2人をサーティワンに連れていく。 高いじゃん!と思いながらも嬉しそうな3人を見ると、「私の分も!」と思わず叫んでしまう。 そんな私たちのもとへ、新しい命が舞い降りた。 「まだ、6週だよ(^^♪」 「ほんと?やった!男の子がいいな。でも女の子でもいいよ。元気に産まれておいで。あ!名前どうする?」 「私、女の子ならつけたい名前があるんだ」 「え?なんていうの?」 「内緒!」 「えっ…… じゃあ、男の子だったら俺がつける!もう決まってる!」 2人して気が早いったらない。 娘たちにもちゃんと伝えよう。そう話した。
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