大接近!?初デートは刺激がいっぱい

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大接近!?初デートは刺激がいっぱい

「ん……もうこんな時間か…」 ベッドに備え付けられている、デジタル時計と目が合った。 そろそろ起きないと寝起きの重い身体を引きずる。 「最悪……デートの日なのに」  寝不足の影響で、目の下にはうっすらと青クマができていた全ては、あの人のせいだ。 「さて、シャワー浴びよ。」 バスルームに入る時、コンコンっとドアを叩く音がした。 「誰?」 桃花は、部屋の扉を開けた。どうやらお尋ね者が来た様だ。 「只今、お迎えにあがりました愛しのプリンセス」 部屋の前で、着飾った響が立っていた。 「待ち合わせはホテルkグランド前ですよね?」 その上、まだ待ち合わせ時間から二時間程あるのに 「心配でお迎えにあがりました!!」 右目ウインクのキメ顔。 平気で惚れさせる行動をするのだから…本当に脈アリかな?と信じてしまう。 「今から、お風呂タイム?」 「はい、あの散らかってるんですけど…時間までゆっくり過ごしてください」 「早く、行ってこいよベッドで待ってるから」 「やっやめなさい!!」 全く、もう…今から事を始めるみたいな言い方はやめてほしい。 早くの思いがけないお迎えそして、刺激的な言葉。 奴以外に、プレイボーイと言う言葉が似合う男はこの世に存在しない。 シャワーを済ませ、バスルームの扉を開けると 「きゃあ!!」 洗面台で手を洗っている響と裸で対面してしまった。 ゲシュタルト崩壊…前にも伊織とあった展開だ しかし、当の本人は何てこともない表情で、桃花の身体を舐め回す様に見ている。 「へぇ、以外と胸大きいし、綺麗な身体してるんだな」  「この状況でそれ!言う!!」 この変態男が!! まぁ、人の気配に気づけなかった方も悪いと反省した。 デートの時間まで二人きりでゆっくりタイム。 「いただきます」 食堂からテイクアウトしてきた、モーニングを食べる。 「今日、俺の家が経営してる、あいざわランドに行こうと思ってるんだけどどう?」 「あ!いいですね!」 日本最古の観覧車が有名な遊園地だ。 テーブルにあいざわランドの地図を広げながらどこを回ろうか作戦会議。 「だろ?で…夜はランド内のアムール大聖堂に行って 告白だ」 「はあああああ?告白って誰に何を?」 天然なのか、計算なのか… この男は、さらっととんでも無い事を口にする。 「それは、桃花が俺にだろ?」 「する訳ないでしょ!!人が集まる所でしょ?」 公開処刑をさせるつもりか… フラッシュモブの告白は割と有名で憧れるけれど いざ、自分がやるとなれば話は別だ 「その案は却下!!」 「じゃあ、俺が桃花に告白は?」 「ダメ!!心臓が持たないから!!」
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