1章:私は一般の中でも幸せな方なのだろう

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 ――この頃の旦那にとって、私の顔はタイプだったそう。可愛いなんて真正面から言われて嬉しかったのを覚えてる。一方で私は旦那の物腰の柔らかさとスタイルの良さ、優しさが胸に刺さった。  そして、お互いスキンシップが好きで、体の相性がいいのがとてもよかった。  彼が私を撫でる手はいつも気持ちいい。  愛おしさが溢れる愛撫でが心地よくて、私は触れられるたびに笑っていた。  ただ、体の相性が良すぎたのと若くて体力があったのもあって会えば絶対にしていた。1日に3回とか余裕だった。若いって怖いよね。  私は彼の要望に応えたくて求められれば絶対に応じた。  それでしすぎたせいかな。妊娠してしまった。  なんていうか、ゴムってもろいってことをこの時知ったな。あれって上手く使う方法ってあるんだろうか。私が経験なさすぎて知らないのかな。とにかく私たちの間ではゴムはゴムの機能を果たしてくれないから意味ないなってなってたんだよね。もう絶対破れるの。ていってもこれを理由にしちゃダメなんだろうけど。  まー……親に怒られたね。すごく。  それでも結婚話はとんとん拍子に進んだ。  だって、凄く大好きだったし、彼も私を大好きと言ってくれたから。  何よりお互いの温もりが気持ち良すぎたのが大きかった。
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