恋人との甘い時間

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――もう、自分の体の熱さを忘れてしまうほど深い愛に溺れながら2人は抱き合った。そして、吐息が静けさが漂う部屋の中で絡む。  一希は目の前にいる司に夢中だった。それは彼も同じだった。自分の腕の中で、乱れて感じている一希の姿に愛しさが止まらなかった。そして2人は唇を重ねるとお互いの体を求めるように一層激しく愛は燃えた。 「ンンッ…も…もう、イッ…! ああああっ…!!」  一希は我慢できずに司の手の中で射精した。そして快感で体中を震わせると、早く挿入て欲しいと泣きながらねだった。瞳を涙で濡らし、顔を赤くさせながら欲しがった。 「司、俺の中に来て…! もう頭がおかしくなる――!」 一希は乱れた息づかいでベッドに横たわると、片手で顔を半分隠しながらそう言って彼を求めた。無邪気に欲しがられると司はクスッと笑って焦らすように脚にそっと触れた。 「何だ。もう我慢できないのか? 厭らしいな一希は、そんなお前が可愛いくて仕方ないよ」 「だっ、だって…! もう我慢できないっ……!」  一希はそう言って瞳を涙で濡らすと、彼の前で顔を真っ赤にさせた。そんな可愛い姿を見て不意に彼の脚にキスをするとさらにジラした。
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