―Poison Kiss―(短編)

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   お風呂場に直行すると、そのままシャワーを浴びてから体を綺麗に洗った。 「よーし、今日はピーチの香りにしよう!」  ボディーソープで体を綺麗に洗い始めた。そして、髪も綺麗に洗ったら最後はトリートメントで仕上げた。全部洗い終わるとノンキに湯船に浸かった。 よし、これで体もバッチリ綺麗だ! そろそろ出てやらないとかわいそうかな?  そう言って悪戯な笑みでクスッと笑うと、最後にシャワーを浴びてから出ようとした。すると近くでシャッターを切る音が不意に聞こえた。 「ナイスショット!」  司はカメラで俺の裸姿を堂々と撮った。 「ちょっ、お前なに人の裸撮ってるんだよ!?」  慌てるとバスタオルで体を隠した。 「安心しろ一希。これは俺のプライベート用だから」  司はそう言って話すとニヤリと怪しく笑った。 「プライベート用って何だよ…!? それを何に使う気だお前っ!?」  そう言って言い返すと慌てながらカメラを取り上げようとした。すると司が再びシャッターを切った。 「そら、もう一枚撮ってやる!」 『やめろーっ!!』  再び写真を撮られると、顔を真っ赤にしながら言い返した。 「俺を焦らした罰だ! お前の入浴が長いせいで俺はずっと待たされている間、ベッドの上でムラムラして大変だったんだぞ!?」 「はぁ!?」 「腕立て伏せ200回もさせやがって!」 『しっ、知るかっ!!』  司は真顔でその事を話すと抗議して訴えた。
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