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アメリカ珍道ちゅ〜
1・アメリカ珍道ちゅ〜
私達5人は、3ヶ月の予定でアメリカ出張が決まった。
私達は仕事と言っても海外に行けるから、ワクワクしていた。
当時人物はミニラさん、口悪青年、オタク、透明人間。
その登場人物の紹介は後ほど……
皆んな、会社で見た事は有るが全然、面識が無かった。
新幹線の改札口で待ち合わせた。
その日は東京で一泊。
割と豪華なホテルに会社が予約を取ってくれていた。
ホテルでは、豪華料理を堪能した。
もちろん、会社請求だった。
口悪青年が言った。
「何故、こんなに待遇が良いの？」
後で聞いた話だが、アメリカ人は、仕事のレベルが低いから教育指導での出張だった。
飛行機の航空券を見て、口悪青年が言った。
「Ｂ・328ですよ。僕、初めてですよ。Ｂって言ったらビジネスクラスじゃないですか？」
私達は、胸が踊った。
おっと！初めてのビジネスクラスだ！
しかし、一般の人達と一緒に飛行機に乗り込み、普通の座席に……
Ｂって、ただの座席番号だった。
「何だ！会社は俺達をエコノミー扱いか！」
悪口青年はイラっていた。
当たり前でしょ……
あなたが、ただ単に勘違いしただけです。
それに、私達、会社の重役でも無いのにビジネスクラスなんて会社が出す訳ないでしょ。
私達のアメリカ珍道ちゅ〜が始まった。
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