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「なんとか成功したな。」
「はい…。」
「転生して、寿命まで暮らして満足か?」
「いえ…人々は強化薬のおかげで強くなりましたが、やはりまだまだ薬学の力が必要です。」
「つまり、まだ満足ではないと?」
「そうですね…私にもこの強化薬を投与しても宜しいでしょうか?」
ほほう、転生時に強化薬を使用した状態で生きるつもりか…。
それはそれで、面白いが…その分苦難するんだよな。
「その強化した状態で生きるのはもう少し先になるよ…なあ?」
ぎくっ!?ともう一人が体を振るわせる。
交代交代でやってきた方法は俺は変えないぞ。
「あ…あの、私にその強化薬を投与した状態でやれと?」
「ああ、そのつもりだが?」
「………分かった、分かりました!!やれば良いんでしょ、やれば!!」
男は自暴自棄になりつつ、転生した。
因みにまた最初からではなくて、女の子が寿命を終えてしばらく経った状態での転生な。
さあ、六回目だな。
強化人間と言えども、軽い病気や怪我をする。
人間用の薬ではあまり効果を示さないので、量を倍に投与したらようやく効くようになってきた。
ある時、普通の人間に強化人間用の薬を投与したら…死んでしまった。
そりゃあ、そうだよな…薬って元は毒なのだから、毒を薄めたやつが薬。
人間に強化人間用をやったら、普通に毒を投与するようなものだから死にます。
次は視覚に判別をつけるか。
その後は、やっぱり医療ミスを責任をとらされたが…強化人間であるから簡単には死ななかったので、かなりの苦痛を受けて死ぬこととなった。
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