4人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
温泉旅行
もうすぐ当日になろうかという二十三時半、筑摩好江は眠れずにいた。
ベッドに体を埋めては、眠れずに起き上がり、スポバを確認する事数回。
明日からの、三泊四日の温泉旅行が楽しみで仕方ないのだ。環奈の修学旅行に合わせて、旦那に有休をとってもらい、環奈には内緒で旅行に行く事にしていた。
温泉旅行中に、旦那の真人といい感じになったら‥‥‥という妄想が、彼女を眠らせてくれない。なにしろ、狭い我が家に大きくなった娘という事実が、ソレを許さなかったのだから。
最初のコメントを投稿しよう!