わんわん探偵団 第二章

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それから数時間後、駿府公園の料理対決特設舞台の前に並べられた観戦用のパイプ椅子に腰掛けた舞と寿司子は、駿府公園で売っている静岡おでんに持参したおでん味噌を塗りたくって仲良く昼食の真っ最中だった。 「寿司子ちゃんのお味噌ってあれでしょ?松見屋の…」 「はい、そうです。静岡は清水区の三保半島にある、(世界遺産三保の松原)に店を構える松見屋さんの特製ブレンドおでん味噌(松見屋ブレンド500円)です!」 「いつもおでんを食べる時はそれなの?」 「はい、家の近所の松永豆腐店のキムチがんもをアゴだし醤油でグツグツ煮込んで、松見屋特製ブレンドお味噌に付けると、う~ん美味しい!!絶品ナンです!」 「柴右衛門の料理対決静岡大会はやっぱり…」 「このお味噌を使ったしぞ~かおでんで勝負する予定です!」 「だよね!おでんに一工夫か何かはあるの?」 「これです!もっこすラーメン!」 「熊本名物のトンコツラーメンね?」 「はい、これにおでんを乗せて松見屋ブレンド味噌を塗って食べるとアラ不思議!トンコツスープで煮込んだラーメンゆで玉子も味噌トンコツに早変わり!全てが幸せな世界が口中に広がります」 「そっか…私は何で勝負しよう…」
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