待て次号

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 歪んだ図書室の出口から、身をよじらせて外に出る。  闇だ。同じ闇である。いつの間にか夜になっているのかもしれなかった。  もしくは、すでに世界は終わったのかもしれない。  だけど私は生きている。  まだ、終わってない。  だから私はそこに、最終回の雑誌がある場所に、行くしかないと思ったのだ。 おわり
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