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こんな劇的な再会？をしたにもかかわらず、特に親しくなるでもなく友達以上を宣言したまま、何にも進展しないで３年間が終わろうとしている。
義也はとても頭がいいから、特別成績優秀な子がいく、レベルの高い高校に行くらしい。私は家から一番近い、普通科の高校。私も成績はいい方だ。無理せず問題なく行けそうなところを選んだ。
これで、義也とは会えなくなる。会えなくなってしまう……
寂しい……
そう思いながらも、私は何もしないでいる。
いつもそうだ。年賀状も、交換ノートも、告白も。
いつも義也からだった。
今度は？義也……
義也は受験で忙しく、何の連絡もないまま、あっという間に卒業式を迎えた。３年間クラスは一緒にならなかったが、卒業アルバムにはちゃんと一緒に写っている。英会話部の写真。いつもの優しい笑顔。
そのまま、義也には会えないまま、私たちは終わりを迎えてしまったのだ。
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