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終わりにしたいです
定時が過ぎると、二人は会社の近くのホテルで合流した
当たり前の様に重なり合い
キスをしてベットに吸い込まれる
「流星、家まで我慢できなかった」
「僕もです」
二人はそのまま重なるように愛撫を始める
ゆっくり時の流れを感じる様に二人は愛し合う
…朝方、
高杉が眠りに入った頃、真壁は目を覚ます
ここで彼との関係を終わらせないと、高杉さんの全てを失わずに済む
これで思い残すことはない
彼の将来は僕だけが縛ってはいけない
今回の件で強く責任を感じてしまった
僕自身も前に進んでいかないといけない
高杉を起こさないようにそっと真壁は起きる
これでいい、、全て、、僕の中で消化されれば…
ベットから起き上がった瞬間、真壁の腕を高杉は掴んで、またベットに引寄せ真壁は馬乗りにされた
「…その涙の意味を教えろ!」
「もう…終わりに…したい…」
真壁の顔は涙でぐじゃぐじゃだった
高杉は怒りで眉間に皺を寄せ、舌打ちをする
真壁の口を塞ぐようにキスをし続けた
真壁の背を向けさせると、そのまま高杉の興奮したモノを乱暴に挿入した
「いあぁあ、、あ、、」
真壁は叫ぶように声を上げる
部屋には真壁の叫び声とベットが激しく軋む音、そして高杉の怒りで真壁に叩きつけるように腰を動かす音が響き渡る
大きな波が打つようにベットが上下に揺れる
「ああ、、イヤだっ…あぁ…」
顔を手で覆い泣き叫び真壁は涙が絶えず流れていた
しかし、真壁の体は心とは裏腹に高杉に抱かれながら彼の体を欲していた
「こんなに、俺を…散々絞りとって、、関係を終わらせるなんて許せない」
高杉はそれでも無情に突き上げるような乱暴な腰が止まることがない
真壁は高杉の方を向き、悦楽と切なさで涙で顔が歪んでいた
「もっと、、もっと激しく、、隼人…僕の中に…お願いです」
高杉は背中にゾクッとした悪寒に近い何かを感じた
手先が震え、歯を食いしばった
「流星を追い詰めたのは俺のせいなのか?」
高杉は体の動きを止め、真壁を抱き寄せた
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