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微熱の♡逃避行
週末、高杉の車で真壁を乗せる
「おはよう…隼人」
「おはよう…」
ホテルの住所を高杉はナビに記憶させていた
真壁もナビに近づいて眺めている
高杉は真壁の方を向くと丁度良く彼の唇に唇があたり、そのままキスに発展する
「そんなに迫ると、ホテルに行く前にお前の家に押しかけてしまいそうだ」
チラッと、高杉は真壁のズボンを確認して笑った
「ごめんなさ…い」
高杉に軽く抱かれキスしただけでも真壁は興奮したモノを手で隠した
途中から高速に乗り、軽井沢に向けて走り出す
高杉は運転をしながらも片手は真壁の手を握っていた
SA《サービスエリア》で朝ご飯を取りに、施設に入り二人で朝食をとるためにパーキングエリアに車を止める
車を降りようとした時に、高杉は真壁の頬にキスをする
「運転中ずっと我慢してたから、…」
照れながらも高杉は人目を気にせず真壁を抱きしめる
会社では見なかった優しいエスコートと彼に触れられる時間が長いことが喜びに代わる
食事が終わるとお手洗いに向かう
「おまっ」
高杉が個室に入ろうとすると、何食わぬ顔で真壁も入ってくる
真壁は何も言わず彼にキスを求める
「もう、待てないのか?セッカチなやつだな」
高杉は真壁のズボンを下すと、興奮したモノをそのまま口に入れる
真壁は声を出さないように手で口を塞ぐ
面白がる高杉は、口で弄びながらも下も指で攻めた
「うぅ…んっ…」
ますます真壁の腰は自然に動いて声が口から漏れ始める
高杉の舌が根本まで絡まり真壁は腰の動きが止まらない
中指を奥で上の方を撫でるように攻めると、真壁はあっけなく高杉の口の中で射精する
「俺はこんなのじゃ、、満足しないからな」
明らかに高杉の目が異常なほどギラギラしている
ホテルの入り口に着くとドアマンがカギを受け取り車を駐車場に運ぶ、そのまま荷物を持って広いエントランスに入るとロビーの方から生演奏の音
ロビーの向いにカフェ内にあるグランドピアノの演奏が聞こえてくる
中央には金屏風を背景に豪華に飾られた日本の秋を彷彿させる紅葉をイメージした高さ5メートルはある壮大な生花のオブジェが飾られている
足元の照明を中心とした大人の雰囲気を出す館内
高杉がセレクトするホテルは常に雰囲気を重視して相手の心を擽ぐる
ホテルの従業員が部屋まで荷物を運んで貰うと高杉は従業員にチップを渡し二人は部屋に入る
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