すず姉観察日記 5年1組宮江しの

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すず姉観察日記 5年1組宮江しの

(表紙裏に貼られた紙 表面) 【感情(かんじょう)()びん 取扱(とりあつかい)説明書(せつめいしょ)】 ・ふたを(はず)して、相手(あいて)()けてください。相手(あいて)感情(かんじょう)()()みます。(たと)えば、相手(あいて)(よろこ)んでいる場合(ばあい)(よろこ)びの感情(かんじょう)、おこっている場合(ばあい)はいかりの感情(かんじょう)()()みます。 ・一度(いちど)感情(かんじょう)()()むと、その(ひと)のその感情(かんじょう)しか()()むことができなくなります。 ・何度(なんど)使(つか)っていると、()()まれた感情(かんじょう)がゲル(じょう)になります。ゲル(じょう)感情(かんじょう)最大(さいだい)容量(ようりょう)ラインを()えないようにしてください。 ・()びんの(なか)感情(かんじょう)以下(いか)方法(ほうほう)により()らすことができます。  1. 時間(じかん)()ぎるのを()つ  2. ふたを(はず)して感情(かんじょう)()()くことをおこなう  ((かな)しみの場合(ばあい)(こころ)(おだ)やかになる音楽(おんがく)(なが)す) (表紙裏に貼られた紙 裏面) 【感情の小瓶 取扱説明書】 ・対象者の感情の発露中に、小瓶の蓋を外して開口部を対象者に向けてください。喜怒哀楽のうち最も強く発露している感情が吸収されます。 ・一度使用すると、一度目と同一人物の同一の喜怒哀楽のみ吸収されるようになります。 ・繰り返し使用すると、吸収されて瓶に溜まった感情がゲル状になります。ゲル状の感情が瓶の最大容量ラインを超えないように使用してください。 ・小瓶に溜まった感情は以下の方法により減少します。  1. 時間経過  2. 蓋を外した状態で感情の解消方法を実施  (哀感情に対する例:心が穏やかになる音楽を流す)
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