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震える声で言うリィアンに、ゾクゾクしながらも、ダナートは身を引いて、彼女の手を振り払う。
「いくら可愛くても、魔王とは馴れ合わない!」
彼の言葉に触手がビクリと震えた。
「ねぇねぇ、触手ちゃん。か、可愛いって!」
怒りに震えていた副官は、うれしそうなリィアンが自分を揺らすので、ハッと気を取り直した。
「…………仕方ないですね。魔王様が喜んでおいでですので、殺すのは止めましょう。その代わり、地獄の苦しみを味あわせて差し上げましょう……!」
そう言って、副官は光ったかと思うと、ダナートの淫紋に強力な魔力を送った。
「ぐわぁぁあああ〜〜〜!」
身体中が強烈な快楽に満たされ、ダナートは耐えきれず、叫び声をあげた。
欲望が迸る寸前、触手が彼のものに巻きついて、射精を阻害した。
「くっ、うぅぅ……!」
出すに出せず、ダナートは呻く。
目の前で繰り広げられている痴態に、リィアンは目をパチクリさせた。
その彼女にも、触手が伸びてきた。
「え、あんっ」
脚を広げられ、その真ん中に触手が這ってくる。
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