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別の触手は左右から胸の丘陵を登ってきて、てっぺんの尖りを擦った。
「魔王様にも淫紋をつけてあげましょう」
副官が言って、触手を伸ばすと、ポヨンとした赤い光が生まれ、漂ったかと思うと、リィアンの下腹部に吸い込まれて消えた。
「あっ、はあ……」
途端にとろんとした眼差しになり、甘い吐息を漏らすリィアン。
頬をバラ色に染め、性感帯を弄られている彼女はとてつもない色気がしたたり、間近で見ているダナートの目には猛毒だった。
さらに、触手はリィアンの胸をぷるんと服からはみ出させ、その形が変わるほど揉みしだく。
まくれあがったスカートの中からはグチュグチュといういやらしい水音がしてきた。
「あ、あん、ん……、ああん……」
リィアンの嬌声が響く。
ゴクリとダナートは唾を呑み込んだ
「うぅ……、なんて酷い拷問なんだ!」
猛って滾ってどうしようもないのに、放出することもできずに、ダナートは悶えた。
触手が愛撫しながら、だんだんリィアンの服を剥いでいく。
魅惑的な体が露わになっていく。
喘ぎながら、ぼんやりとダナートを見上げるその瞳は甘く蕩けて、彼は心臓を撃ち抜かれた。
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