淫紋をつけられたカタブツ勇者と可愛い女魔王

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 敏感なところを弄られて、腰を浮かせるリィアンを触手がダナートに近づける。  あまり理解していなかったが、リィアンは副官の言うことに素直に頷く。 「ほら、勇者よ。魔王様がお許しになりましたよ。思う存分、魔王様の中で出すといいでしょう。魔王様は、私が丹念に開発したので、感度は最高なのに、まだ処女なのですよ。フフフ……」  ダナートの屹立から触手が外され、代わりにリィアンの花弁が押しつけられる。  ダナートの目が見開かれた。 「や、やめろーーーっ! こういうことは好きなもの同士がすることだろ!? こんなやり方、よくない!!!」 「はっ?」  副官は驚きのあまり動きを止めた。 「だから! こういうことは恋人同士のすることだろ!? だいたい、こんなやり方、リィアンがかわいそうだろ!」 「純情かーーーッ!!!」  ダナートの必死の訴えに、副官は思わず叫んだ。  ダナートがここまで副官の数々のハニートラップに引っかからずに来られたのは、彼のこの倫理観のおかげだった。   (初めては可愛い彼女とラブラブいちゃいちゃしてするんだ! 決してこんなふうじゃない!)
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