淫紋をつけられたカタブツ勇者と可愛い女魔王

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「いいよ。大丈夫」  その顔が愛しくて、ダナートもリィアンの顔中にキスを落とした。 「でも、まだまだいけるから!」  彼の言葉どおり、ダナートの猛りは治まることを知らず、硬いままだった。  ダナートはおもむろに動き出した。 「あ、はぁ、んんん、ああ……」  その快感にリィアンが喘ぐ。  ダナートも気持ちよすぎて、またすぐ果てそうだった。でも、リィアンをもう少し気持ちよくしてやりたくて、彼女の反応を探る。    タン、タン、タン……。  規則正しいリズムで体を打ちつける。  真面目な彼らしい真摯な表情にリィアンの愛しさも募る。  あとちょっとでイくというときに、ダナートが果てた。 「………ごめん!」  でも、二、三度、腰を擦り合わせるとすぐに硬さを取り戻して、続きを始める。  結局、二人は淫紋の効果がなくなるまで、いや、なくなってからも、何度も体を重ね、溶け合った。 「いやぁ、いいものを見させていただきました。まさかそう来るとはね」  二人がぐちゃぐちゃのドロドロになって、疲れ果てた頃、副官が戻ってきた。 「見てたのかよっ!」
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